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バロック建築の家28-塗装の魔術師1

塗装の魔術師1_400
室内のドアやケーシングを吹き付け塗装しています。
ホワイトのペイントって現場で刷毛塗りすると、どうしても刷毛目が出てしまい美しくありません。
だけど室内を吹き付けするには物凄い養生をしないと飛び散ってしまうので塗装屋さんは大変です。
結局刷毛塗りになってしまいます・・・
これが住宅現場の理想と現実です。
この現場、
吹き付けしているのに壁にまったく養生をしていないの解りますか?
しかも壁に塗装が飛びついていません!
チロンガンという低圧温風式の吹付けなのです。
通常吹付けは7割が空気中に撒布されてしまうと言われています。
だから養生が大変なのですが、
このチロンガンは塗料が吹付けされる口径の一回り外からエアーの幕が出て、塗料を散布させないのです
しかもこのエアーが、
吹きつけた塗装をその場で乾かしてくれるのです
だからモールディング等の細かいディティールにも塗装が垂れないで綺麗に塗れるのです
その代わり、一度に塗布量が増えてしまうため、吹付けの技術が非常に難しいのです。
この様な道具と技術を兼ね備えた塗装の魔術師さんが居てくれるので心強いです。

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バロック建築の家27-直線と曲線の奏でる3次元

アーチの装飾1_400
建築には特徴が必要だと思います。
特徴と言っても奇抜である必要な無いと思いますが。

お施主様のご希望やシボリックな意匠・・・
それを何で表現して邸とするのか。
この家はディティールをそれとしています。
バロック建築の特徴は簡単に言うと
シンメトリックで躍動的なスタイルの中に、重厚で細かい装飾を多用します。

アーチの装飾2_400
それを形にするとオーダーやアーチを家の中心に置き、神殿建築としています。
オーダーとは円柱と梁の構成法で、独立円柱(柱基、柱身、柱頭)と水平梁(エンタブラチュア)から成り立っています。
今回はアカンサスの葉=ハアザミの葉が象られた装飾的なコンリント式柱頭です。
なんか、ウンチクみたいなブログになってしまいましたが・・・
デザインの原点って
直線と曲線が奏でるシンメトリーな3次元な立体ほど美しいと思います。
それを昔の匠の人達が証明しているんだと思います。

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バロック建築の家26-PedimentとCorinthian

PedimentとCorinthian_400
古代ギリシャの神殿建築が原型とされている、ヨーロッパの歴史的建築様式には、ペディメントと呼ばれる装飾された破風とCorinthianと呼ばれる柱頭が欠かせない要素となります。
この建築様式を住宅に適用する為に、ペディメントをブロークンペディメントにしています。
全体の写真をまだお見せ出来ませんが、この柱頭を支える柱は4M程あり、その下の台座は1.6M程あります。
建物の高さを誇示する柱と、立体感を出す為の破風のトリムワーク。
西洋建築の様式は本当に理に適っています。
建築は3次元で創らないといけない。
本当にそれを痛感しています。

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