輸入キッチンのメンテナンス-大理石天板

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今年の夏に収めたメリラットの輸入キッチン。
ノスタルジーな雰囲気でとても気に入っていた輸入キッチンです。

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昨日お施主様から、天板の大理石にひびが入っているみたいなので見に来てほしいと。
さっそく今日現場へ伺いました。

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シンクの開口からヒビが入っていました。
なぜ、自分からこういうマイナスな事を書くのか?

大理石のほとんどはその模様がひび割れの模様なのです。
だから、最初から大理石にはひびが入っています。
リスクもあるけど天然石の美しさにはそのヒビが織り成す模様に魅力があるのです。
それ故にリスクがあり。それ故に美しいのです。

私達、輸入キッチンのプロは大理石を天板として使用出来るように、裏に溝を掘って鉄筋を埋め割れない様に補強したり、もちろんスラブの原石を見ながら強度のある場所を天板として使用したり、細かな配慮をたくさんします。

もちろん、お施主様にも説明します。
説明したからって、割れて良い物ではありません。
ただ、時として天板の厚みの中にあった見えない巣穴やヒビがちょっとした力が加わる事によって表面に出てしまう事もあるのです。
もちろん割れて床に落ちてしまい、足の上にでも乗っかったら骨折してしまいます。
だから急いで伺いました。

そして、これから補修作業を試みます。
石屋さんにはプロの補修やさんがいます。
補修すればいいというモノではありません、危険と判断すれば交換します。
ただ、私達はいつも原石の模様を厳選し、同じ模様の原石は2つとないので、補修と補強が出来ればそうします。
稀にしかない事ですが、もちろん自信もあります。
特殊な接着剤や金物で補強します。

大事なのはきちんとお客様が安心して御利用頂ける建築や輸入キッチンを作るか?
それはきちんとメンテナンスをする事でもあります。
何故なら木は反るし割れます。
過失が無くても割れる事はあります。
その度に柱を交換していたら家は傷みます。

最後まで責任を持って長くお付き合いして行くこと。
だからどうやってメンテナンスするのか?
とても大切な事だと思います。

メンテナンスが終わったらご報告します。

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