ジョージアン様式のメゾネット8-予算とクオリティの狭間で…1

遮熱とサイディング1_400
今回はアパート。
だから、建築コストを家賃で返済して利回りが出ないといけない。
だから建築コストを出来る限り下げる。
だけど、素敵に作って欲しい。

これが、今回の建築のミッション=使命です。
遮熱とサイディング2_400
①本物のラップサイディングで作りたかった…
だけど予算重視。
ラップ調サイディングでジョイント部にはコーキングを打つ。
本物デザインとか建築とか言ってきて…ついに●●調を使用か…
これを妥協というのか…どうか…
そこを突き詰めたら、やるせない…

だけど予算が無いと良い建築が出来ないというのも、やるせない。
だから、今回のミッションを果たすためにはこれで良いのだ。
得意のトリムワークで挽回してみせる。

そう自分に言い聞かせた。
②壁の透湿シートは遮熱を使用。
コストは若干上がるのだが、アルミナシートはうちがメーカー。
原価で突っ込んでも、住まう人たちが少しでも涼しく…
これは家創りに対する私のプライド=誇りです。
③黒い樹脂胴縁。
通常だったら杉などの木材を使用。
だけど…
輸入建材を20年近く販売して行くうちに…
セメントで作られた外壁のサイディングどれほど重たいか…
通気層が夏場60-80度の湿地帯になること。
が解ってきた。
そんな過酷な状況下で、厚み15-18mm程度の薄い板の胴縁が、どれほど重みに耐え、どれほど湿気に耐えるのだろうか…?
そんな事を考え出したら怖くて眠れなくなる…

だから、数万円の利益を削ってでも
水に強い、腐らない、強度のある割れない樹脂の胴縁を使う。
メンテナンスの少ない、快適で、長持ちする家の方がいい。
私達のような立場で家創りをしている会社は、建てて終わりという訳にはいかない。
これも2つ目の私のプライド=誇りです。
予算とクオリティの狭間でいつも悩み続けるのだ…
きっとこれからも…

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