バロック建築の家12-大理石の魔術師1

マジョルカコルスタ2_400
室内の床の大理石の工事が始まりました。
マジョルカコルスタと言う石なのですが、貼り方がとても技術のいる、そして大変手間の掛かるやり方です。
床の上にレーザーの墨出しの機械を置いてあります。
今回の建築の大きなポイントの一つです。
そして私の拘る本物の伝統的建築様式の大切なデザインワークでもあります。
バロック建築様式は16世紀から18世紀のヨーロッパの絶対君主の強力な権力の主張がデザインの根底にあります。
そこにはただ豪華な石を貼るだけでなく、その繊細な手間の掛かる演出されたディティールとデザインが舞台にないと本物とは言えないのです。
マジョルカコルスタ1_400
方形四半貼りの乱貼りです。
400角と100角の大理石をずらしながら、しかも菱形に貼ります。
少しでもラインがずれてしまうとアウトです。
とてもナーバスに神経を尖らせて・・・
正確に緻密に貼っていきます。

一般的には面倒臭いし、上手く出来ないと言って嫌がられてしまいます。
この大理石の職人さん達も、私には欠かせない素晴らしい魔術師の一人です。
仕上がりを楽しみにしていてください。

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