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スパニッシュ・ミッション様式の家-アウトライン

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確認申請を提出する所まで来ました。笑
私の家創りのやり方を少しご紹介します。
もっとも大切にしたい事は住まう方の望みを叶える事です。
それにプロとして拘りの伝統的建築様式を重ねて行きたい。
だからデザインは私にとって、とても大切なファクターです。
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バロック様式の家の時も同様でしたが、
外観のデザインを創り込んで行く際に、立体パースを幾通りも創り陰の写り方や陽射しの入り方も検討します。
そして、その度に拘るデザイン意匠のディティールの大きさや出のバランスが悪くないか・・・
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手間隙を掛けてじっくりとデザインして行きたい・・・
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私に託してくれたお客様の気持ちに応えたい・・・
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そう思いながら、ディティールの大きさや比率を測り
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実施設計へと入っていきます。
創って行くデザインや建築様式は
その度にお客様によって違っていきますが、
このプロセスが私の中で、イメージを創って行き
そのイメージが確固たる物になっていく為の
大切なプロセスです。
3日でプランをあげてくれ・・・と言われると私には出来ません。笑
でも私に出来るプランニングがあると思って、頑張っています。
この邸も一生懸命創って行きます。

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スパニッシュ・ミッション様式の家-始まります。

スパニッシュ・ミッション様式の家パース_400
運命的な再会で大安吉日の昨日、ご契約頂きました。
今回御施主様と創っていく邸は
“スパニッシュ・ミッション様式の家”
塗り壁と瓦屋根の家ですが、今回もかなり拘っています。
フランスの片田舎の山に建つそれは”プロヴァンス様式”
スパニッシュ様式はそれと違います。
地中海に面したスペイン・イベリア半島は、海風と暑い陽射し照り注ぎます。

麦わら帽子を目深にかぶった様に軒をかぶらせ陽射しを遮りたい・・・
西暦711年頃から支配され始めたイスラム教の影響によってロマンティックなイスラム建築がたくさん出来ました。
アルハンブラ宮殿を始めカテドラルやメスキータ=モスクと呼ばれる寺院や教会。

今回はこのイスラム教の影響を強く受けた教会=ミッション様式です
対照形を原則とし中央部にペディメントであるポーチコが計画されます。
アンダルシアのイスラム建築でよく見られるアーチの多彩なデザイン。

海に面した夏の暑い陽射しを遮る、
麦わら帽子を目深にかぶった様な庇の軒と共に
スパニッシュ・ミッション様式の家を創って行きたいと思います。

御施主様は10年前に私共の洗面化粧台を購入頂いたOB様です。
海外赴任の為、家を売却しアメリカに駐在され、
任務を終えて日本に戻り家を建てようか・・・
という時に今度はロッキーズのキッチンをと・・・
昨年末に嬉しい出会いがあり、
私共も建築をしている事を話すと
ぜひプランして欲しいと・・・
頑張ってきて良かったなぁ・・・って
続けてこれて良かったなぁ・・・って
嬉しくてたまりませんでした。

そんな再開と思いに感謝しながら
年末年始の休みを掛けて一生懸命考えた邸です。

年末にアマゾンで何十冊の洋書や本を買った事か・・・笑
建築がまた楽しくなってきました!笑

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