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バロック建築の家37-主役じゃないキッチン

バロック建築の家-キッチン1_400
イチローが7番辺りの打順を打っている、そんな感じのクラフトメイドのキッチンです。
この邸はカラーコーディネートに最も配慮をしています。
オフホワイトとベージュの幅の狭いグラデーションの中で、殆どのカラーコーディネートをしています。
何故なら
ヴェルサイユ宮殿に使用されたクレマヌーバと言うキッチンカウンターの大理石。
100角と400角の四角を互い違いに斜めに貼ったマジョルカホワイトと言う大理石。
しかもこのマジョルカは石屋さんが100の梱包を開け色のバラつきを揃えて持って来てくれました。
ロートアイアンの黒をコントラストにしたい。
これらの質感のある素材を同じ様なバランスで整える為に、非常に狭いカラーバランスの中で主張しあわないコーディネートを心掛けています。
だから床・天井・キッチン・洗面・モールディング・ドア・・・
微妙なオフホワトとベージュのトーンだけ違えて創りこみました。
後にカーテンや家具が入った時に更にそれらが生きる様に。
モスグリーンの壁にホワイトのドアやモールディングを付ければ簡単にコントラストが付きます。
でも今回はそれをしたくなかったのです。

バロック建築の家・・・
その当時にあった素材や色。
内装も石と石膏と木と鉄とガラスで創られた質感を作り出したかったです。

工業製品の無い次代。
工業製品の見えない風景。
そこには柔らかい風合いと質感があります。
工業製品の多用された建築。
工業製品の見える風景。
そこには剛さと美があります。

私はそんな建築を創って生きたいです。

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バロック建築の家36-家を創っていて思った事1

R階段3_400
R階段も出来ました。
吹き抜けになる階段です。
家を創っていて思った事
それは家の中を一つにすることです。

1階・2回・3階・・・
それぞれが区切られていてもそれはまた有りなんでしょうが
家の中が同じテイストで揃っている。
2階に居ても1階の家族の声が聞こえる。
どの部屋に居ても誰かの温もりを感じる。
どこかの部屋の木漏れ日が陰影を創る。

それが吹き抜けという空間デザインなんだなぁ・・・
って思いました。

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バロック建築の家35-鍛冶屋の馬鹿チカラ

鍛冶屋の馬鹿チカラ_400
アイアンの手摺りを加工している風景です。
火事場の馬鹿力・・・じゃ無いですが、笑
この鍛冶屋さんの馬鹿チカラ・・・凄いです。

現調をする余裕が無く、図面で作成した外階段の手摺り。
さすがに地面の高さや角度が数センチぶれます。
手摺りが最後の壁際で上手く納まりません。
数十KGもある、この手摺りを難なく持ち上げ
そして当たり前の様に削って調整していく・・・
出来上がった時は寸分狂わず、現調したかの様にびしっと決めて帰っていきました。
仕事の出来る人って・・・
仕草も様になっていて、トラブルがあっても黙って仕事を完成させます。
この鍛冶屋さんはとてもカッコ良い方です。

もうすぐ完成です。
今は毎日最後の仕上げの段取りで、中々ブログが書けません・・・
完成の写真近いうちにご紹介します。
お付き合い頂ける方は、ぜひ覗いて下さい。

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