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シアトル滞在記3-街で見つけたデザインのヒント1

キャピタルヒルの家1_400
今回の出張で行きたかった場所の一つ“キャピタルヒル”と言うシアトルの丘の街並みに行ってきました。
このキャピタルヒルはシアトルで最も古い街で、ここに建つ家はほとんどが100年以上経っています。
ヒストリカルハウス=伝統的な建築様式がアメリカでめずらしく残っている数少ない場所です。
何棟も素敵な家、デザインのヒントになる家を歩きながら写真を撮って来ましたので、紹介します。

キャピタルヒルの家2_400
Corinthianと呼ばれる柱頭の大きさが絶妙でした。
何故ならそれによって柱の太さが決まるからです。
家の大きさに合わせて柱の太さって合っていないとバランスが悪いのですが、既製品の柱頭ばから使用していると、この家のようなバランスは保てないですね。
私も大変参考になり、思わず何十カットのアップ写真を撮っちゃいました。笑
キャピタルヒルの家3_400
先ほどの写真にも言えますが、軒のデンティルモールの使い方が様式を感じます。
デンティルモールディングってたくさんのデザインがあるんです。
この家のデンティルは長さがあり、先には装飾が彫られています。

デザインのヒントって・・・
昔の人たちが創って来たモノを、そうなった理由を考えながら模倣する事もその1つだと思います。

屋根や軒の折り方、曲げ方・・・
きっと皆さんの参考にもなると思います。

明日の続きをお楽しみに。

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時が積み重ねていくもの・・・

昭和初期の照明器具_400
この照明は昭和2年に取り付けられたものだそうです。
いわゆるアンティーク照明ですね。
とても懐古的な雰囲気があります。
だけど・・・
最近の照明メーカーのカタログにも、これと似たようなデザインはありそうな気がします。
ガラスのデザインだって・・・
真鍮の支柱だって・・・
とくべつ今の技術で出来ない物ではない様な気がします。
でも違うんですよね。
時と共に褪せてきたガラスや真鍮・・・
似たような仕上げをしても、決して真似出来ないです。
長い時を積み重ねてきた物にしかない、本物の輝きがあるんですね。
そんなガラスのシェードを通して伝う灯りは、なんとも言えない暖かさを持っています。
そんな所に、建築やデザインのヒントがあるんだなぁ・・・
と思いました。

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私の創りたい邸

Palladioのデッサン_400
このパースは先日ご紹介しましたアンドレーア・パッラーディオの建てた家のデッサンです。
私の創りたい建築やデザインが彼の建築物にはたくさんあります。
絵が小さいので解り難いと思いますが、手を抜いていない細かなトリムワークがたくさん表現されています。。
シンメトリーなデザインって言うのは、綺麗なのですが、それだけでなくて彼の建築からはシンメトリーの持つチカラが伝わってきます。
細かな造形や装飾の、ややもすると重たいディティールを、シンメトリーの持つチカラが中和し、風格を増してくれます。
逆を言うと、シンメトリーなデザインに細かな造形や装飾を多用しなければ、シンメトリーの持つ本当のチカラを発揮できないのです。
ただの真似事は誰にでも出来ると思いますが、本物のチカラを表現出来る様な手を抜かない建築が創れたらいいなぁ・・・と、いつも思います。

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